採用手法

日本の高齢化社会とこれからの採用活動。切り離せない、働き方改革。

2023年4月4日

シニア採用による働き方改革のススメ

これからの時代は、シニアが活躍できる場を作らなくてはいけません

日本の高齢化社会問題

誰もが一度は耳にしたことのある言葉でしょう。

では、「高齢化社会」の定義はご存じですか?65歳以上の人口が占める割合が7%を超えることです。14%だと「高齢社会」21%の場合は「超高齢社会」と呼び方も進化していきます。

実は日本においてはすでにこの割合が25%を超え、現状4人に1人が高齢者の「超高齢社会」を迎えています
さらに世界に類を見ない速さで高齢化率が上昇しており、15年後の2024年には「3人に1人が65歳以上」と、高齢化率が世界NO1となる日本。この状況への「打開策」や「今後の在り方」といったところを世界中から注目されているのです。

ですから、世の中の企業様は「うちはシニアの方には厳しいかな~」と悠長なことはもう言っていられません。
会社を「シニアの方にも活躍してもらえる場」にしていかなくてはいけないのです。

「今までシニアは採用してきていないし、無理だと思うよ」とお思いの方も多いでしょう。もうその考えは捨ててください。

世界でも前例がない程の高齢大国になっているのですから、私たちがシニア活用の前例を作っていかなくてはいけないのです。

 

でもやっぱり若手がほしい?

求人広告上でも「シニア」というキーワードがここ1、2年で激増しました。
企業様も少子高齢化の危機感はお持ちで、「シニアの方でも出来そう」「年金の足しにするくらいの働き方が出来るシニア層の方々の勤務形態がちょうどいい」といったようにシニアの方々に目を向け、シニアの方の採用で賄える部分においてはシニアの方を、と採用の間口を広げる取り組みが増えました。

とはいえ、すべてがそのケースに当てはまるかというと、そうではないでしょう。今までシニアを採用してきたことがなく、仕事をしてもらうにしても「体力面等で不安が残る」という企業様も多くいらっしゃるかと思います。

ただ現状「3人に1人が65歳以上」、さらには少子化も進む日本で、今まで通りの採用は出来るでしょうか。残念ですが、きっと出来ませんよね。

ですのでそこはもうこの現実を受け入れ、「どうしたら若手が集まるか」よりも「いかにしてシニアの方に働いてもらうか」に考え方をシフトしていかなくてはいけません。

求人募集を行う際に年齢制限をすることはNGとされています。こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
求人の年齢制限はNG!禁止の理由とおさえておきたい表現方法

コアとなる若手採用・育成もぬかりなく。そこへシニアの採用が助けとなります。

シニアの方の活躍の場の創出として、最もメジャーな手法が「業務分解」と言われる手法です。

「毎日ただひたすらに1つの業務だけをこなす」という仕事は現代はあまり存在しないのではないでしょうか。みなさんいくつものタスクを抱え、一日の中で異なる業務を遂行されていませんか。

今の仕事の業務内容を切り分けみてください。

例えば飲食店なら、ホールの方の業務は「オーダー取り」「配膳」「会計」「片付け」「洗い物」「翌日の準備」ですよね。この一連の流れの中で、「接客」と「裏方」に分けられるボーダーラインがあります。どこかはわかりますよね。
業務を切り分けることにより「接客」というサービスマンが最も力を入れたい「サービス面」に若手に専念させられます。その結果、サービスの向上ややりがいUPが狙えるかもしれません。

接客 オーダー、配膳、会計 等
裏方 片づけ、洗い物、翌日の準備 等

 

また、運送業であれば「配送」「点検」「荷物の整理・積み込み」…とあるわけですが、これも仕事が分けられそうですね。「配送前の積み込み」や「帰社後の点検」に短時間勤務のシニア層を採用すれば、「配送」スタッフは負担も残業も減り離職の心配を減らすポイントとなるのではないでしょうか。

このように日々の業務は必ず「分解」でき、

  • 担い手をコアとなる「若手」
  • お手伝いをしてもらう「シニア」

に、分けられます。その「シニアの働く場の創出」は同時に「若手にとって働きやすい環境」となるのです。

 

「シニアの採用」は、「会社の未来」です

今の60~70歳のシニアの方は「若いシニア」と総称されています。 (講談社/未来の年表:河合雅司)
まだまだ働きたいと思っており、実際まだまだ働けているのです。

「3人に1人が高齢者」となるこの日本で事業を展開していくのであれば、若いシニアの採用は急務です。また、同じくして「働き方改革」も各企業取り組んでいかなくてはいけない大きな課題です。まずは社内に存在するそれぞれの職種の業務を分解してみてください。そして想像してみてください。どの業務をコアとなる若手に任せ、どの業務ならシニアの方にお手伝いしてもらえそうか、を。

この業務分解の結果、上記2つの問題も解決出来るとなると、取り組まないという選択肢はありませんよね。いきなりすべてが上手くいくことはないかもしれません。世界にも前例はありませんので、私たちがトライ&エラーで作っていかなくてはいけません。

みなさんがこの高齢社会の波に乗れるように、私たち求人広告代理店も「分解」のお手伝い、いたします。

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君村 幸樹

君村 幸樹

過去に自社求人サイトの立上げも。採用担当ラボ立上げ、掲載依頼サイトの運営を兼任。得意領域は派遣会社・本部決済型、チェーン(飲食チェーン他)等。

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