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飲食業界のコロナの現状と今後の展望
新型コロナウイルスの影響で日本全体の外食自粛の動きや終わりの見えない営業時短要請は飲食業界に特に大きな影響を与えてきました。休業や閉店という選択をせざるを得ない飲食店が散見され、雇用の継続が厳しい状況にあったことは容易に想像できるでしょう。
しかし、厚生労働省が公開している有効求人倍率の推移としては、全職種平均が2020年4月に「1.04倍」まで下がったことに対し、飲食業界は調理スタッフ等などの有効求人倍率は「2.47倍」、ホールスタッフ等は「2.70倍」と他職種と比べ、コロナ禍においても高い割合で推移しています。
なぜ、このようなことが起きているのでしょうか。
理由として考えられることは2つ。1つは、飲食店のアルバイトはたいていの場合、学生が大多数を占めています。そのため、必ず3月には一定人数の卒業があり、時短営業であろうとも人の入れ替えが発生するため、求人をかける必要があるということです。
2つ目は、コロナ禍で新たにランチタイムのみ営業したり、休業したりと経営方法を模索している飲食店が多くあります。これに伴い増えているのが、不規則な営業パターンに柔軟に対応できる人材が見つからないという問題です。シフトが希望通りにいかなければアルバイトは離職してしまうでしょう。その結果、再度募集をかけるという悪循環が生まれてしまっています。
今後はどうなるかというと、飲食業の有効求人倍率は今まで同様高い水準で推移していくことが予想されます。アフターコロナを見越して準備をしているお店も出てきていることと、上記に挙げた問題はこの先も続く見通しです。
このような状況から、いかにコストをおさえ、お店にとって最適な採用をしていくかが今後の重要なポイントになってくるということは言うまでもないでしょう。
飲食業界で働生きたい人の特徴は
就業者の内訳
(出典:総務省「サービス産業動向調査」https://www.stat.go.jp/data/mssi/index.html)
(出典:平成30年度学生生活調査https://www.jasso.go.jp/about/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2020/03/16/data18_all.pdf)
総務省の2018年の調査によると、飲食店で働く従業員のうち82%が正社員以外(アルバイト・パート等)でした。また、平成30年度学生生活調査の学生のアルバイト先の44%が飲食業という結果から、飲食業の「アルバイト」における就業内訳は学生が大半を占めていることがわかります。
仕事探しの重要点
飲食店のアルバイトを希望している人の多くが「勤務地×シフトの融通」に重きを置いているという特徴があります。アルバイト・パートの大半は学生や主婦です。双方に共通する働き方として、「空き時間に働きたい」という点が挙げられます。学生であれば授業の合間や授業終わり・学校の無い土日などです。主婦の場合は、子どもを預けている昼間に働きたい方が多いでしょう。このように空き時間に働くためには、勤務地は自宅または学校から近いことが好まれます。従って、「勤務地×シフトの融通」が仕事探しにおいて重要なポイントとなります。
応募者のターゲットは
大学1年生
上記で述べたように、飲食店で働くスタッフの大半は学生です。大学生は入学時に自宅もしくは大学に近いエリアで仕事を探し、特に問題がなければ卒業まで在籍してくれます。「大学生を雇うと必ず卒業シーズンが来るから、大学生以外の人がほしい」という声を聞いたことがありますが、飲食業就業者の大半となる大学生をターゲットから除外することはリスクであると言えるでしょう。
大学生が仕事探しで気にすることは当然「学校と両立できるか」「同年代の友達になれそうな人が働いているか」ということです。今働いているメンバーの紹介や、実際の働き方の例を提示してあげることでイメージがつきやすく、応募の後押しとなります。
主婦層
ランチタイムの頼れる見方の主婦層は、言葉遣いや気遣いがすでに完成しているため教育が楽だという声も多数。学生を主流で雇った場合、当然昼の時間に空きができてしまいますので、交体制を取って数を確保していきましょう。
主婦層は「家庭と両立が出来るか」「ブランクのある私にも出来る仕事か」ということが応募前の懸念点となっております。そのため、短時間勤務がOKか、お子さんの発熱等急なお休みに対応出来るか、といったことを必ず記載しておきましょう。また、仕事内容を具体的に記し、できそうだなと思ってもらうとこも大切です。難易度が高い仕事があるようなら、入社後慣れた後に出来そうか判断し、お任せするという方法もあります。
シニア
飲食店は一般的にホール業務とキッチン業務に分かれております。ホールはやはり接客がメインとなるので、しっかりしたコミュニケーションやテキパキとした動きが必要となります。一方キッチンではそういったことが不要なわけではありませんが、ホールほど重要視されない傾向にあります。マニュアル通りに作業が出来れば問題ない、という職場でしたら「シニア層」を活用してみるということを検討してみてください。キッチンといえば「調理」ですが、たいていの場合は社員の補助や仕込み担当、盛り付け担当、と役割が分かれています。その補助の部分の人員として、人手不足なこの現状ですので、シニア層へ選択肢を広げてみるのもいいのではないでしょうか。
飲食採用の求人方法
求人サイトでの集客
Indeedやタウンワークといった訪問者数が多く訪れるサイトへ掲載することが、多くの人に見てもらえる一番の近道です。大学生・主婦・シニア募集として幅広いユーザーに見てもらいたい際にはまず上記サイトを活用してみるのがお勧めです。
実際にタウンワークでは2021年7月時点で東京都の飲食店の募集は18412件も掲載がされています。競合となる企業も多くなりますが、知名度があり求人数が担保されているサイトへは訪問者数も多くなる傾向にありますので、試してみる価値はあるでしょう。
採用において競合他社に負けない工夫を、下記項目にて別途説明していきます。
採用サイトを作成しての集客
リクルートの運用する「Airワーク採用管理(旧ジョブオプlite)」なら、無料で採用活動に必要な自社採用サイトを作成することが出来ます。このサイト内で作成された求人原稿はそのままindeedへ期間の縛りなく無料転載がされ、緊急度によっては課金化も出来る仕組みですので、コストを下げて今の営業状態に合わせた人がほしい飲食店にはピッタリです。
Airワーク採用管理詳細:http://hbv1002hy159.smartrelease.jp/kyujin-baitai/3283/
応募数を高める3つのポイント
求人原稿の内容をターゲットに向けた内容にする
同じ飲食店志望者でも、その属性ごとに求めるものは異なります。まずは採用ターゲットを明確にし、学生募集なら学生が気になる項目を記載、主婦募集なら主婦に向けていると分かる内容をそれぞれ原稿に丁寧に記載する必要があります。それぞれが気になる項目は前述しておりますが、共通して大切なのは「シフトの柔軟性を具体的に伝えること」と「仕事内容をどこまでやるかしっかり記載すること」です。未経験でも始めやすい飲食店ですので、応募時に不安を払しょくしてあげることが応募の大きな後押しとなります。“飲食店なんてどこも一緒”と思わず、お店ならではのことを整理してみましょう。
同業他社の待遇を把握しておく
同エリアの同業他社が同じ案件の募集をしている場合は、給与等の待遇をどのように設定しているか知っておいて損はありません。そういった相場情報は営業担当に聞けば調べてもらえます。相場より待遇を良くすることは難しいかもしれませんが、相場に乗っておく必要はありますので、周りを確認し、改めて待遇を設定してください。
ただ、どうしても相場より低くなってしまうということもあると思います。そういった際にも他社が取り入れている“ちょっとした待遇”の中から、取り入れられるものがあれば採用してください。例)賄いの持ち帰りもOK、自転車勤務でも交通費支給、友達と一緒の応募で○○プレゼント など、面白い待遇を取り入れている企業は増えています。ちょっとしたものでも求職者にとってはメリットとなりますので、ぜひ検討してみてください。
集客力の高いサイトへ掲載をする
上記のように内容や待遇をせっかく工夫してもらっても、求人原稿が閲覧されなければ意味がありません。④の項目でお伝えした通り、訪問者数の多いサイトへ原稿を掲載したり、「Airワーク採用管理」採用サイトの内容を転載することが最も重要となってきます。
まとめ
コロナ禍で特に大きな影響を受けている業界ですので、現状はいかに効率よくお店の営業時間に合う人を採用するか、が大切になってきますので、工夫なしで掲載をしてもなかなか良い結果は得られないかもしれません。
分かってはいるけれども何から手をつけていいかわからない、という方はまず無料で展開のできる「Airワーク採用管理」採用サイトの導入から始めてみてはいかがでしょうか。営業との打ち合わせを、採用ターゲットや社内の待遇・環境の強みを整理する機会とし、今後の採用成功への一歩にしていきましょう。
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アド・イーグルってなんの会社?
株式会社アド・イーグルは、株式会社リクルートホールディングスのトップパートナーとして様々なメディアを取り扱っている総合広告代理店です。リクナビNEXT・タウンワークなどの求人メディアやAirワークなどの企業HPのサービスやindeedなどの求人情報検索サイトを活用して各企業の課題に合わせた採用活動を提案・支援しています。